【ライセンスブランド】　12年度の小売市場規模は2.9％減の１兆3239億円の見通し

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 矢野経済研究所の調べによれば、衣料品やアクセサリー、雑貨などのライセンスブランド（アニメなどのキャラクターブランドを除く）の2012年の国内小売市場規模は前年度比2.9％減の１兆3239億円となる見通しだ。

 主要販路である百貨店の売上げが縮小しているため、ブランド数が減少、大型ブランドのライセンス事業縮小などの動きが続いており、国内市場は10年前の02年度に比べて約6000億円も縮小している。

 11年度の市場規模は1.6％減の１兆3634億円だった。国内外の有力SPA（製造小売業）が台頭していることも、市場縮小に拍車をかけている。矢野経済研究所では「ブランドであるなしに関わらず、機能性やデザイン性など、商品そのものが優れていることが重要になっている」と分析している。