ダイエーが発表した2012年3~11月期の連結業績は、営業損益が46億円の赤字(前年同期は4億円の黒字)となった。販売不振で売上高に当たる営業収益が4.1%減の6205億円となる一方、価格競争の激化などから粗利益率が低下、赤字幅は3~8月期段階の15億円からさらに膨らんだ。
ダイエーは上期の販売不振を挽回するために9月から11月にかけて合計約3700品目の値下げを行ったが、販売回復に目立った効果は出ていない。だが、9~11月期の客数が伸びていることなどから13年2月期通期では営業損益は15億円の黒字(前期比59.8%減)という従来予想を据え置いた。
通期の営業収益は3.0%減の8430億円、純損益は50億円の赤字(前期は113億円の赤字)を見込む。