山形県が地盤の食品スーパーのヤマザワ(山形市)は、秋田県南部を拠点とする同業のよねや商事(横手市)の株式の10%を取得することで同社と合意した。
山形県で44店舗、宮城県で22店舗を展開するヤマザワは、秋田・岩手の両県に進出する計画を立てており、秋田に進出するにあたり店舗用地の開発、商品の仕入れ、物流などの面でよねやと連携を図る。
よねやは秋田県南部で9店舗を構えており、2012年3月期の売上高は107億円。
ヤマザワはよねやの佐々木隆一社長から同社株の10%を取得するが、取得価格については財務内容などを精査した上で決める。将来的には株式を買い増して、よねやをグループ化する可能性もある。
秋田では今年4月、地元の伊徳とタナヤナギの両社が統合してユナイトホールディングスを発足させ、県内シェアで首位に立っている。