2・3月決算ホームセンター2021年度業績 減収減益続くも、2022年度は強気の予想
2月と3月に決算を迎えた2021年度のホームセンターの業績が出揃った。
売上高(一部営業収益)では、前年度との比較が可能な全11社が減収を余儀なくされた。アークランドサカモトは、決算期変更に伴い12ヶ月8日決算となったことと、前期の途中にビバホームを買収しているため対前期増減率の発表はしていない。
営業利益に関しても、DCMHDを除いた10社が減益となった。前年度までコロナ禍による巣ごもり需要などで、需要が大きく伸びた反動が大きく影響した。DCMHDは、売上総利益率が前期から0.4ポイント改善して34.3%となったことや、販売管理費を削減できたことで、過去最高益となっている。
一方、2022度の予想は各社強気の姿勢を見せている。今期から「収益認識に関する会計基準」等を適用するため増減率を発表していないところもあるが、同基準を適用することで、売上高は減収となるのが一般的なので、実質的に各社増収増益を見込んでいるところ多そうだ。
DCMHDは5000億円に迫る予想で、カインズの22年2月期の実績を上回るが、カインズは、今年3月末に東急ハンズを買収しており、23年2月期は5000億円を突破するのは確実。
ホームセンター 2021年度決算と22年度予想
百万円・% HD=ホールディングス