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カクヤスグループ、田島副社長が社長に昇格 佐藤社長は会長に

カクヤス外観
「なんでも酒やカクヤス」を展開するカクヤスグループは5月24日、代表権を持つ田島安希彦副社長(59歳)が社長に昇格する人事を発表した。

 「なんでも酒やカクヤス」を展開するカクヤスグループは5月24日、代表権を持つ田島安希彦副社長(59歳)が社長に昇格する人事を発表した。6月28日開催予定の株主総会後に正式に就任する。

 中核事業会社のカクヤス社長を兼務する佐藤順一社長(63歳)は、代表権のない会長に就く。ただ、カクヤスの社長は続投し、同社の業績改善と事業推進に集中する。新社長となる田島氏は、グループ全体のガバナンスと事業会社支援の役割を担う。

 田島氏は、ジェック第一教育センターの取締役経理本部長、学育舎(現ウィザス)の取締役経営管理本部長などを経て、2009年カクヤスグループに入社。執行役員兼財務経理部長、常務取締役などを歴任後、16年から副社長を務める。

 カクヤスグループの22年3月期の連結業績は、営業損益が33億円の赤字と2年連続の赤字を計上した。グループ事業の中心である飲食店向けの業務用販売が、コロナ禍の影響を受けたのが要因。今期は新規顧客の開拓を進めて業務用売上の回復を図ると共に、一般向けの宅配サービスで酒類以外の商品ラインナップを強化する。