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スギ薬局、全国約1500店舗をつなぐ基幹システムをクラウド上に NECが構築

スギ薬局のスタッフがモバイル端末を使用し、在庫管理や発注、売上分析等を行っている様子
約5000台のモバイル端末でも在庫管理や発注、売上分析といったマーチャンダイジング業務ができるようにした

 スギ薬局は全国約1500店舗の商品マスター管理や仕入・発注といった基幹業務を担うシステムを、アマゾン・ドットコムのクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」上に構築、このほど本格稼働を開始した。

 AWS上でのシステム構築は、NECが担当した。スギ薬局は年間100店舗を上回るペースで店舗数を増やしており、事業規模の拡大に柔軟に対応できるよう、拡張性の高いクラウド上に基幹システムを移した。

 新しい基幹システムは従来に比べて40%以上の高速化を実現、大量データの迅速な処理が可能になった。基幹システムの刷新にあわせて、店舗従業員などが使うアプリをウェブサイト用のプログラミング言語で開発し、使用感を高めた。

 また、本部や店舗にある約2200台のパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなど約5000台のモバイル端末でも在庫管理や発注、売上分析といったマーチャンダイジング業務ができるようにした。

 NECは2020年11月、米AWSと日本で初となる企業レベルの戦略的協業契約を結ぶなど、AWSとの連携を強化している。