【イオン】テスコジャパンに50%出資、首都圏での店舗網強化
イオンは6月18日、英テスコの日本法人、テスコジャパン(東京都江東区)に50%を出資すると発表した。
テスコは2003年に加工食品ディスカウント店「つるかめ」などを運営するシートゥーネットワークを買収して日本に進出したが、その後、業績が低迷。昨年8月に日本市場からの撤退を表明、テスコジャパンの売却先を探していた。
イオンはテスコジャパンの株式を備忘価額(一般的に1円)で取得する。赤字店舗が多いなどの理由で、この取得価格になったものと思われる。
テスコはイオンとの合弁会社となる新テスコジャパンにリストラ費用として4000万ポンド(約55億円)を追加投資する。
テスコジャパンのリストラにめどがたった段階で、イオンはテスコジャパンを完全子会社化するものと見られる。
テスコジャパンは首都圏で計117店舗の小型食品スーパーを展開している。