【マルエツ】粗利率改善で営業益は10%増、既存店は5.4%減と苦戦
食品スーパー大手のマルエツが発表した2012年2月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比2.7%減の3231億円、営業利益が10.5%増の69億円と減収増益だった。
ミニスーパーの「マルエツプチ」を中心に7店舗を新設(3店舗を閉鎖)したものの、既存店が5.4%の減収と苦戦、営業収益は前年割れだった。ただ、震災後のチラシ自粛などで値引き販売が減って、粗利益率が前期の28.5%から30.0%に改善、営業利益は2ケタの増加となった。
一方、減損損失や物流センターの閉鎖損失を41億円を特別損失として計上したことで、純利益は65.4%減の9億円に落ち込んだ。
13年2月期の業績は営業収益が0.3%増の3240億円、営業利益が0.5%増の70億円と共に前年比微増を見込む。特別損失が減ることで純利益は88.2%増え、18億円となる見通し。