ユニーは6月30日、2012年2月期の単体業績予想について、営業利益が従来予想より20億円多い155億円になりそうだと発表した。11年3~8月期の粗利益率が当初予想を0.4%上回る24.5%となるほか、販売管理費を前期比2.7%削減できる見通しがたったため。ただ、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)については東日本大震災の被災店舗の売上減などの影響で、従来予想より29億円少ない7862億円となりそうだ。
同日発表した11年3~5月期の連結業績は、営業収益が前年同期比3.0%減の2592億円、営業利益が62.3%増の91億円だった。
総合スーパー、食品スーパーなど総合小売事業において既存店売上高が0.4%減とほぼ計画通りに推移したほか、衣料品PBの拡充などで粗利益率が改善、販売管理費を前期比3.8%減らしたことが奏効して営業利益が3.8倍の45億円となったことが大幅増益の要因。
コンビニエンスストア事業もサークルKサンクスの既存店売上高が3.0%増と堅調に推移したことで、営業利益は33.1%増えて43億円となった。
通期の連結業績予想は従来と変わらず、営業収益1兆850億円(前期比2.5%減)、営業利益352億円(0.3%増)を見込んでいる。