イオン、マックスバリュ東北の増資引き受け、45億円
イオンは4月5日、食品スーパー子会社のマックスバリュ東北(秋田市)が5月19日に実施を予定する45億円の第三者割当増資を全額引き受けると発表した。
マックスバリュ東北は2011年2月期決算で、店舗の収益性低下による減損損失の計上などから4億5500万円の最終赤字に陥る見通し。東日本大震災の影響もあって市場環境の見通しも厳しいため、増資によって財務体質を改善すると共に収益向上のため店舗網の再構築などを進める。
イオンは現在、マックスバリュ東北の普通株式67.29%を保有する筆頭株主だが、今回の増資で引き受けるのは議決権のない種類株式のため出資比率は変わらない。
マックスバリュ東北の11年2月期の業績は、売上高が908億円(前期比1.0%増)、営業利益が5億円(89.1%増)となる見込み。