【ユニー】中国進出へ頂新グループと合弁、12年末に1号店

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 ユニーは10月13日、中国本土での事業展開を目的に台湾の頂新グループ(台北市)と合弁会社を設立すると発表した。ユニーが70%を出資して、ケイマン諸島に持株会社ユニーホールディングスを設立、その傘下にユニー上海など地域ごとの事業会社を設立していく。

 中国本土での1号店オープンは2012年末を予定する。ユニーでは2年前から上海に駐在員を派遣して市場調査や出店候補地探しを進めてきたが、合弁会社設立を機に出店予定地を絞り込むと共に店舗開発のスピードを早める。

 ユニーは1987年に香港に進出、子会社のユニー香港を通じて、現在香港で総合スーパー2店舗を展開しており、来年春には3号店の食品スーパーを開業する予定。中国本土へは未進出とはいえ、一定の事業ノウハウはある。

 頂新グループは台湾・中国において食品・外食・小売事業を展開しており、中核事業会社の康師傅控股は即席麺でトップシェアを持つ中国最大規模の食品メーカー。伊藤忠商事と包括提携しており、伊藤忠が頂新グループ持株会社へ約20%を出資している。頂新は中国でファミリーマート事業も展開している。

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