【ダイエー】OMCの連結離脱で大幅減益、今期も当期赤字続く
ダイエーが発表した2009年2月期の連結業績は、オーエムシーカード(OMC)の持株を売却し連結子会社化から持分法適用子会社となった影響などから、営業収益(不動産収入等を含む売上高)は13%減の1兆408億円、営業利益が前期比58.9%減の59億円、OMCの株式評価損や不採算店舗の閉鎖損など370億円を特別損失に計上したため当期純損益は236億円の赤字となった。ダイエー単体の営業収益は0.6%減の8306億円、営業利益は32.5%増の18億円、純損益は326億円の赤字だった。
OMCは4月1日付けでセントラルファイナンスおよびクオークと合併(新社名セディナ)したため、ダイエーの持株比率が低下し10年2月期より連結対象から外れる。10年2月期の連結業績見通しは営業収益が1.5%減の1兆250億円、営業利益が18%増の70億円、純損益は20億円の赤字を見込む。ダイエー単体の10年2月期予測は営業収益が1.3%減の8200億円、営業利益が60.6%増の30億円、純損益は30億円の赤字となりそうだ。なお、09年2月期には前期比横ばいだった単体の既存店売上高は、今期2%減を見込んでいる。