【サンドラッグ】新潟地盤のドラッグストア、星光堂薬局を買収
サンドラッグは新潟県が地盤のドラッグストア、星光堂薬局(新潟市)を買収する。星光堂は「ドラッグトップス」などの店名で新潟・福島の両県で48店舗を展開(2009年4月現在)、サンドラッグとの業務提携により、「サンドラッグ」の店名でフランチャイズ店舗の運営も行っている。2009年2月期の売上高は144億円、営業利益は2億円。
サンドラッグは星光堂薬局の近藤雄治社長ら創業一族が保有する株式をすべて買い取る。買い取り価格は不明。9月上旬には株式の取得を完了する予定だ。
信越地方では業界最大手のマツモトキヨシホールディングスが今年7月、子会社の健康家族(長野県岡谷市)とマックス(新潟市)の両社を合併させ、「マツモトキヨシ甲信越販売」を発足させた。サンドラッグの星光堂薬局買収が完了すれば、新潟県で大手ドラッグストア同士が直接対決することになる。
ドラッグストア業界ではツルハホールディングスが今年に入って島根県のウェルネス湖北を子会社化、調剤薬局大手クラフトからドラッグストア事業を買収するなど、大手主導の再編が加速している。