イオンモールは、ベトナム中部エリアにショッピングセンター(SC)を初出店する。人口65万人のフエ市に2024年度に出店する予定で、5月1日に首都ハノイで岸田文雄首相やベトナムのファム・ミン・チン首相の立ち会いのもと、承認書を受領した。
イオンモールは現在、北部のハノイと南部のホーチミンの両地域で6カ所のSCを運営しており、23年度以降にハノイ市内に7カ所目のSCを開業する計画もある。
フエ市に出店する「イオンモールHue」の敷地面積は約8万6000㎡。フエ市は昨年、市域の拡張が行われ、中央直轄市への格上げも検討されるなど、今後さらに人口が増加することが見込まれる。
イオンモールはこのほか、ホーチミン市に隣接するドンナイ省および同市北西部郊外に位置するホックモン県ともSC開発に関する覚書を結んだ。今後は、ハノイ、フエ、ホーチミンとその周辺都市でドミナント出店を加速させていく方針だ。