【全国百貨店】10月の既存店売上高は0.5%減、4ヵ月連続のマイナス
日本百貨店協会がまとめた10月の全国百貨店の売上高は約5109億円で、既存店ベースでは前年同月比0.5%減だった。前年比マイナスは4ヵ月連続。ただ、前月の2.4%減に比べればマイナス幅は縮小した。
10月は気温低下と共に主力の秋冬物衣料の動きが活発になり、衣料品の売上高が0.5%増と8ヵ月ぶりのプラスを記録した。一方で、ここ数ヵ月好調を維持してきた高額商材が大都市の旗艦店を除いて一服、「美術・宝飾・貴金属」は0.4%のマイナスだった。
地域別では前月に売上げの伸びが鈍化した東北が復調、仙台で9.7%増、仙台を除く東北全体で5.2%増と伸びた。3大都市圏では大阪が1.1%増、名古屋も0.1%のプラスだったが、東京が1.9%減と振るわなかった。