和歌山県が地盤のオークワが発表した2010年3~8月期の連結業績は、期間中にスーパーセンター業態1店舗、大型食品スーパー(SSM)業態1店舗を新設したものの、既存店売上高が4.4%のマイナスとなり、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は前年同期比1.8%減の1418億円だった。だが、水道光熱費や賃借料の削減などが進んだことで販売管理費は1.4%減となり、営業利益は4.6%増えて23億円となった。
業態別に販売状況を見ると、スーパーセンター業態と高級スーパーの「メッサ」業態は比較的順調だったが、通常の食品スーパー業態とディスカウントタイプの「プライスカット」業態は販売が低迷した。
前年同期に計上した約12億円の棚卸資産評価損などがなくなったことで、純利益は70.3%と大幅に増えて10億円となった。
11年2月期通期の業績は営業収益2904億円(0.3%増)、営業利益62億円(6.1%増)、純利益28億円(18.7%増)を見込む。