ユニーが発表した2011年3~8月期の連結業績は、総合スーパー、食品スーパーなど総合小売事業の利益が大きく伸びて、営業利益は前年同期比41.3%増の232億円となった。前年同期に比べて68億円の営業増益だが、そのうち49億円が総合小売事業の増益によるもの。
ユニー単体の既存店売上高は0.8%減とわずかにマイナスだったが、衣料・住居関連品のプライベートブランド商品の売上構成比が高まったことや生鮮食品の廃棄ロス削減が進んだことで、粗利益率が1.2ポイント改善。販売管理費を28億円削減した効果も出て、単体ベースでは中間期としては過去最高の営業利益(83億円)となった。
また、サークルKサンクスも既存店売上高が4.6%増と計画を上回ったほか、直営店の減少で販売管理費の負担が少なくなり、営業利益は132億円と26.3%増えた。
下期についてはサークルKサンクスほか連結子会社各社が慎重な業績見通しを立てていることから、12年2月期の連結業績は、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が2.9%減の1兆800億円、営業利益が10.3%増の387億円と従来予想を据え置いた。