【イトーヨーカ堂】倉敷チボリ公園跡地の開発主体に決定、アウトレットを併設
昨年末で閉鎖した倉敷チボリ公園跡地(岡山県倉敷市)の再開発事業について、地主であるクラボウ(倉敷紡績)は8月27日、イトーヨーカ堂を事業主体に決めたと発表した。
同公園はクラボウの工場跡地を岡山県が借り受け、第3セクターの運営によって1997年に開園したが、入場者数が減少したことから昨年12月末で閉園。現在、園内施設の解体工事が行われており、来年2月にクラボウに返還される。
敷地面積は約12万平方メートルで、倉敷駅北口前の好立地。跡地開発を巡っては大手不動産デベロッパーや他の大手流通業とも競合していた。
開発計画の詳細は、今後イトーヨーカ堂が策定することになるが、クラボウ側は開発方針として、アウトレットモールを併設すること、倉敷の水と緑の豊かさを生かした開発を行うことなどを挙げており、総合スーパーを核とした従来型のショッピングモールとは異なる施設開発を志向している。