食品スーパー大手のマルエツが発表した2009年3~11月期連結業績は、消費者の低価格志向による単価下落などが影響して営業利益は前年同期比9.8%減の56億円となった。既存店売上高は2.5%減で5月を除いて前年同月比マイナスが続いている。都心の小型店など7店舗を新設、6月の改正薬事法施行に合わせて医薬品販売店を10店舗増やして58店舗とするなど営業強化を図ったが、営業収益は0.7%減の2543億円にとどまった。投資評価損など特別損失を14億円計上した結果、純利益は30.3%減の40億円となった。
10年2月期通期の連結業績は、売上高が3400億~3430億円(前期比マイナス0.7~プラス0.2%)、営業利益が75億~85億円(マイナス9.7~プラス2.4%)、純利益は60億~70億円(マイナス3.3~プラス12.8%)を予想している。