百貨店大手の阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは、ネットスーパー専業のエブリデイ・ドット・コムを子会社化する。同社は現在、エブリデイの株式の22.4%を保有しているが、筆頭株主の大前研一氏などから50.1%を取得、出資比率を72.5%に引き上げる。
株式の取得は4月11日の予定で、取得金額は約10億円。
エブリデイは「オレンジライフ」のブランド名で福岡・佐賀の両県と熊本市周辺などでネットスーパーを運営しているほか、広島県の食品スーパー、フレスタなどにネットスーパーのシステムを提供している。
H2Oは子会社の阪急キッチンエール関西が関西圏においてネットスーパー事業を展開しているが、今年1月には阪急キッチンエール東京を設立、今秋から首都圏でも事業を始める予定。エブリデイを子会社することでネットスーパー事業を一段と強化する。