【イオン】アジアと首都圏での事業強化に向け、社長直轄の責任者
イオンは今後の成長戦略の柱に据えるアジアでの事業強化に向けて、中国と東南アジア地域を統括する最高経営責任者職を新設、岡田元也社長の下に置く。中国事業最高経営責任者には外食子会社イオンイーハート社長の辻晴芳氏、アセアン事業最高経営責任者にはイオンマレーシア社長の尾山長久氏が就く。就任は3月1日付。
イオンは2011年度上期中にも中国本社、アセアン本社を設立する予定で、設立後は辻氏が中国本社社長、尾山氏がアセアン本社社長を兼務する。中国本社取締役にはイオンストアーズ香港総経理のソウル・ラム氏、イオンマレーシア社長には同社GMS事業本部シニアGMのメリー・チュー氏を起用するなど、現地の人材を登用して地域密着の経営を進める。
また、アジア事業と並んで重点を置く首都圏での出店を強化していくために、ディベロッパー事業最高経営責任者の下に首都圏戦略責任者を新設、イオンリテール執行役員SC事業担当の高橋宣久氏が就任する。