ゲイツ氏ファンドに130億円=三菱商事、脱炭素技術へ投資
三菱商事は25日、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が設立した脱炭素関連のファンドに1億ドル(約130億円)を出資すると発表した。脱炭素社会の実現に有望な新技術の商業化を後押しする事業に参画し、投資先の選定などに携わる。 ファンドの名称は「ブレークスルー・エナジー・カタリスト」。英シェル、米ゼネラル・モーターズ(GM)など世界的な12社が参画している。三菱商事はアジア初の出資企業になるという。 投資対象は(1)水素製造(2)航空機が排出する二酸化炭素の削減に役立つ「持続可能な航空燃料(SAF)」―など4分野。 三菱商事は2030年度に温室効果ガス排出量を20年度に比べ半減させることを目指し、30年度までに2兆円規模を投資すると表明している。