ミニストップは4月1日、2022年2月期連結業績予想の下方修正を発表した。営業損益は31億円の赤字(前期は55億円の赤字)で、従来予想から赤字幅が29億円広がる。営業赤字は4期連続。
期初には新型コロナウイルス感染拡大の影響が落ち着き、来店客数や売上が改善すると想定していたが、変異株の拡大や原材料価格上昇の影響で売上の回復が遅れ、利益も計画を下回った。
営業総収入は前期比1.9%増の1836億円で、従来予想を201億円下回る。フィリピンの持分法適用会社の株式を全て譲渡したことに伴い6億円の事業撤退損失を計上、また、収益力が低下した店舗などの減損損失33億円を計上したことなどから、最終損益は38億円の赤字(前期は64億円の赤字)となった。最終損益の赤字は5期連続だ。