ローソンは4月4日から、東京・丸の内エリアと渋谷エリアで行われているコーヒーカップ再利用(リユース)の実証実験に参加する。実験にはスターバックスコーヒージャパンや独立系カフェが先行して参加しており、リユースカップはこれらの店舗で返却することもできる。
実験には「ローソン丸の内パークビル店」(千代田区丸の内)など丸の内エリアの3店舗と、「ローソンNHK放送センター店」(渋谷区神南)の計4店舗が参加する。NISSHAとNECソリューションイノベータが共同で開発・実証実験を進めている容器のシェアリングサービス「Re&Go(リーアンドゴー)」の仕組みを活用する。
利用者は初回にRe&GoのLINEアカウントで友だち登録した後、ローソンの対象店舗でカウンターコーヒー「MACHI cafe(マチカフェ)」を購入する際にリユースカップの利用を伝える。スマホアプリで「容器を借りる」をタップして、リユースカップのQRコードを読み取った上で代金を支払い、ドリンクを受け取る。
カップは実証実験に参加している店舗で返却する。返却時にはアプリで返却ボックスのQRコードを読み取る。容器を洗浄する必要はなく、カップの利用料は現時点では無料(今後、一部有料化を検討)。
ローソンが加わったことで、丸の内エリアと渋谷エリアでの実証実験参加店舗は、それぞれ13店舗となる。NISSHAとNECソリューションイノベータでは、2022年中にRe&Goの事業化を予定している。