[大塚家具]
16年度大幅な減収減益、中期経営計画を取り下げ

2017/02/13 00:00
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 大塚家具は2月10日、2015年2月に策定した、中期経営計画(15~17年度)を取り下げると発表した。

 

 16年12月期において大幅な営業損失を計上し、中期経営計画最終年度(2017年12月期)の目標達成が困難となったため。今年3月上旬を目処に、改めて、リユース等の新たな事業を織り込んだ「中期ビジョン」を公表する。

 

 大塚家具の16年12月期決算は、売上高463億円(前年同期比20.2%減)、営業損失45億円(前期は4億3700万円の営業利益)、経常損失44億円(6億3300万円の経常利益)、当期損失45億円(3億5900万円の当期利益)だった。

 

 同社は、高価格帯から中価格帯家具販売への戦略展開を図ったが、ブランディング戦略が行き届かず、来店頻度を高めるためのインテリア・アクセサリーの商品開発の進捗が不十分だったこともあり、来店客数増につなげることができなかった。

 

 17年12月期は、売上高530億1900万円、営業利益5億円、経常利益6億100万円、当期利益3億6700万円と、大幅な立て直しを図る計画だ。
 

 

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