ライフ、EC売上高1000億円に向け、「ホームデリバリー」を始動
ライフコーポレーションのネットスーパー事業のラストワンマイル配送を担う新会社「ライフホームデリバリー」が6月1日から始動した。ライフは、EC(インターネット通販)事業の売上高を2030年に1000億円に拡大する目標を掲げており、新会社の始動によって配送やサービスのレベル向上を図る。
ライフは首都圏と近畿圏の60店舗余りでネットスーパー事業を展開している。ライフホームデリバリーはネットスーパー商品のラストワンマイル配送に加え、来店客が購入した商品を自宅に届ける「来店宅配サービス」の配送も担う。ライフはほぼ全店で来店宅配サービスを実施している。
ライフホームデリバリーは、ライフが40%、物流業の間口ホールディングス(大阪市港区)のグループ会社2社が60%を出資し、4月に設立された。
ライフは11年から始めたネットスーパー事業のほか、アマゾンジャパンと組んで「アマゾンプライム」会員を対象とした食品宅配サービスを行っている。21年2月期のEC事業の売上高は50億円を超えており、22年2月期は100億円を目指している。