電子マネー「FamiPay」に後払いと借入機能、今夏以降に追加
ファミリーマートは2月17日、スマートフォンアプリ「ファミペイ」の電子マネー「FamiPay」の新サービスとして、「翌月払い」と「ローン」を始めると発表した。2021年夏以降にファミペイに機能を追加する。
21年4月施行予定の改正割賦販売法により、利用限度額10万円以下の少額包括信用購入あっせん業者の制度が新設される。ファミリーマート子会社のファミマデジタルワンが事業者登録することを前提に、新たなサービスを始める。
FamiPayは事前に現金をチャージ(入金)しておく前払い式の電子マネーだが、新サービス「FamiPay翌月払い」では残高が不足していても最大10万円までの範囲で利用でき、翌月以降にまとめて支払える。
また、「FamiPayローン」は、借入希望者がファミペイアプリから申し込むことで、銀行口座に資金が振り込まれるサービス。これらの新サービスは、新生銀行子会社の新生フィナンシャル(東京都千代田区)、およびAIベンチャーのセカンドサイト(東京都中央区)との協業によって行う予定。
ファミペイの利用可能店舗は広がっており、20年10月からドラッグストアや飲食店などでもFamiPayでの支払いが可能となった。21年1月にはファミペイの累計ダウンロード数が700万を超えた。