西武、駅ロッカーで商品受け取りの実証実験、コストコの商品も
西武ホールディングス(HD)は2月18日、西武線所沢駅(埼玉県所沢市)周辺4カ所に設置したスマートロッカーで、スマートフォンを使って注文した商品を即日受け取ることができるサービスの実証実験を始める。
ロッカーは冷蔵機能も備えており、駅商業施設「グランエミオ所沢」に出店する店舗が扱う弁当・総菜やスイーツに加え、「コストコ入間倉庫店」(埼玉県入間市)で人気のプルコギビーフ、ハイローラー(ラップサンド)、ケーキ、各種パンなどを最短で注文から3時間後に受け取ることができる。
注文は対話アプリのLINEで行い、受取ロッカーと受取日時を指定、別途ダウンロードした専用アプリでロッカーを開錠する。ロッカーは駅改札付近やグランエミオ所沢内など4カ所に設置する。注文金額に応じてサービス利用料がかかり、1000円未満の場合は100円(税込)、1000円ごとに100円ずつ利用料が増え、5000円以上では600円となる。
実証実験は3月末まで行う。スマートコインロッカーのシステムを提供するSPACER(東京都中央区)、ロッカーの運用・管理を手がけるセントラルオペレーション(所沢市)、コールセンター業務を請け負うオムロンソーシアルソリューションズ(東京都港区)が、実証実験に参加する。
西武HDでは2021年2〜3月、西武線池袋駅、富士見台駅、所沢駅の3カ所にスマートロッカーを設置し、西武池袋本店のスイーツなどを指定駅のロッカーで受け取れるサービスの実証実験を行った。