コスモス薬品

年間120店舗ペースの大量出店を継続

 コスモス薬品は、商圏人口1万人をターゲットとした、食品強化型の店舗を展開している。自社競合をいとわずに自ら商圏を分割し、小さな商圏内において最も便利な買物の拠点となる店づくりを推し進めている。商品は来店頻度と買上点数と同時に、西日本での圧倒的なシェア獲得をめざしている。2019年5月期からは関東への出店を開始。24年5月末時点の店舗数は1 4 9 0 店舗(九州6 2 6 店舗、中国2 1 2 店舗、関西2 1 2 店舗、中部151店舗、関東148店舗、四国141店舗)。

 店舗運営では、ローコストオペレーションを徹底しコストを低減。それを原資に食品や日用品をエブリデー・ロー・プライス( E D L P )で販売する。一般食品の低価格販売に注力しており、売上高は5827億円(売上高構成比60.4%)に達する(24年5月期)。医薬品、化粧品については専門知識を持つスタッフが、お客の相談に気軽に応じる「ライトカウンセリング」で対応、顧客満足度の向上を図っている。

 同社は店舗運営のマネジメントが不可欠と考えており、①人材教育、②マニュアルの整備、③コンピューターシステムの3つを重要課題として組織改革を進めている。店舗展開では、年間1 2 0 店舗ペースの大量出店を継続。2 4 年5月期決算説明会では長野県や福島県に出店することを明らかにした。また同社は2 1 年5月期より併設型調剤薬局の展開にも着手しており、24年5月期末時点の調剤店舗数は50店舗になる。

代表取締役社長 : 横山 英昭

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
827,697百万円20.3%3.6%16.7%3.9%2.8%

決算期:2023年5月 / 連結

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