総菜売場を大きく変更の大注目店!ヨークベニマル入江町店の売場づくりを徹底解説!

取材・文:阿部 幸治 (ダイヤモンド・チェーンストア編集長)
Pocket

ヨークベニマル入江町店

ヨークベニマル入江町店

〒960-8117 福島県福島市入江町11-37
電話:024-525-2149
福島駅より車で12分

ヨークベニマルは2021年10月、福島県福島市に売場面積2371㎡の「ヨークベニマル入江町店(入江町店)」をオープンした。同店は、総菜売場で新たなブランド・アイデンティティ「with mom」を導入している。最新の売場づくりをレポートする。

単身世帯が多く、競合は少ない

 ヨークベニマルにとって福島市内13店舗目となった入江町店は、福島駅の北東、約3kmの幹線道路沿いにオープンした。ドラッグストアのマツモトキヨシとともにコンパクトながら「ヨークタウン入江町」を形成する。

 500mの距離に福島市内を本拠とするローカルスーパーの「いちい信夫ヶ丘店」があるくらいの緩やかな競争環境で、2km北にある「ヨークベニマル福島鎌田店」との自社競合のほうが激しい。

 福島駅から直線距離で2km強という都市部に位置することもあって、商圏人口は1km圏は8707人、1~2km圏2万7768人、2~3km圏4万2315人と比較的多く、単身者世帯も多い。そのため入江町店では、総菜売場を強化することを軸に簡便商品の品揃えを強化する。

総菜売場大きく変化

 入江町店の売場面積は2371㎡。売場は、青果売場と総菜・ベーカリー売場を先頭に配置するダブルコンコースを採用し鮮魚、精肉売場へとつながる。これは、店舗面積が

続きを読むには…

この記事はDCSオンライン+会員限定です。
会員登録後、DCSオンライン+を契約いただくと読むことができます。

DCSオンライン+会員の方はログインしてから閲覧ください。

1 2 3

取材・文

阿部 幸治 / ダイヤモンド・チェーンストア編集長

マーケティング会社で商品リニューアルプランを担当後、現ダイヤモンド・リテイルメディア入社。2011年よりダイヤモンド・ホームセンター編集長。18年よりダイヤモンド・チェーンストア編集長(現任)。19年よりダイヤモンド・チェーンストアオンライン編集長を兼務。マーケティング、海外情報、業態別の戦略等に精通。座右の銘は「初めて見た小売店は、取材依頼する」。マサチューセッツ州立大学経営管理修士(MBA)。趣味はNBA鑑賞と筋トレ

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態