ユーロ圏小売売上高、9月は前月比0.3%減 ドイツが低調
[フランクフルト 5日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が5日発表した9月のユーロ圏小売売上高は、予想に反して前月から減少した。域内最大国のドイツが振るわなかったほか、非食品の販売が減少した。
9月は前月比0.3%減少、前年比2.5%増加。ロイターがまとめた市場予想は前月比0.3%増加、前年比1.5%増加だった。
エネルギー価格の高騰、新型コロナウイルスの感染者増加、供給網の目詰まりの影響で、消費者は今後数カ月で慎重姿勢を強めるとみられる。
統計局によると、自動車燃料の販売が前月比1%増加、食品・飲料・たばこも0.7%増加したが、非食品は1.5%減少。ネット・メール通販は1.4%減少した。
国別ではドイツが2.5%減少するとともにフィンランドやオランダも減少した。