アリババ、メトロ、コストコも …中国で会員制ホールセールクラブ急増の事情

牧野 武文(ライター)
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買い物客でにぎわう上海の繁華街
会員制ホールセールクラブ(MWC)の開店ラッシュが始まっている中国の小売業界。写真は買い物客でにぎわう上海の繁華街。今年5月5日に撮影。(2021年 ロイター/Aly Song)

 中国の小売業界にある異変が起きている。会員制ホールセールクラブ(MWC)の開店ラッシュが始まっているのだ。北京市だけでも、今年6月にアリババ(Alibaba)の「盒馬X会員店」(フーマーX)、さらには食品スーパー(SM)チェーンの永輝(Yonghui)が「永輝倉貯店」、国内独立系の「fudi」、ドイツのキャッシュ&キャリー大手メトロ(METRO)が「メトロPLUS」を相次いでオープン。また、米ウォルマート(Walmart)の「サムズクラブ(Sam’s Club)」、コストコ(Costco)、仏カルフール(Carrefour)もMWCの出店計画を進めている。

ウォルマートがトップ3から陥落

 こうしたMWCの出店加速のトリガーといえるのが、ウォルマートの苦戦だ。

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