「ネットスーパーアプリ」リリースでねらう年間EC売上高100億円 ライフが発表したアプリの実力は?
3月8日、ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長:以下ライフ)は、EC垂直立ち上げプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」を展開する10X(東京都/矢本真丈社長)と協業し、「ライフネットスーパー」のモバイルアプリ「ライフネットスーパー アプリ」の提供を開始すると発表した。
ネットスーパーの売上高50億円、しかしシステムは10年前のまま
2011年、ネットスーパーを立ち上げたライフは現在、全国278店舗のうち61店舗(21年2月末時点)でネットスーパーを展開している。コロナ禍でのEC需要の高まりを受けて、ネットスーパーの既存店売上は月次平均で昨年比約150%まで伸長。20年度のEC売上総額は50億円を達成するペースにまで成長した。
しかし、現在のECシステムは立ち上げ当時のものをそのまま使用しており、「10年前といえば、まだ十分にスマホも普及していなかった時代。その当時のシステムのままでは次の時代に対応できないと判断した」とライフ CX共創推進室室長 加藤崇氏は「Stailer」導入の理由を語った。今回のモバイルアプリのリリースによって、オンラインとオフラインの垣根を超えたシームレスな購入体験の提供をめざす。