サンドラッグ、21年3月期の営業利益は3.3%増の378億円に、45億円の上振れ
ドラッグストア大手のサンドラッグは11月11日、2021年3月期の連結営業利益が前期比3.3%増の378億円になりそうだと発表した。従来は9.0%の減益を見込んでいたが、一転して増益となる。
昨年の消費増税前の駆け込み需要の反動減やインバウンド需要の消失、外出自粛に伴う駅前店舗の客数減少などの逆風があったものの、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスク・消毒液、食料品などの販売増や郊外型店舗の売上げ増加でこれを補う。
21年3月期の連結売上高は、従来予想を69億円上回り、前期比2.5%増の6335億円となる見通しだ。チラシなどの販促自粛で広告宣伝費が減少することも利益を押し上げる。
同社が発表した21年3月期上半期(20年4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.1%減の3164億円、営業利益が0.7%減の196億円だった。