7月の既存店売上高、全国スーパーは3カ月連続のプラス、食品スーパーは6カ月連続

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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都内のスーパー
日本チェーンストア協会が8月21日発表した7月の全国スーパーマーケット総販売額(56社、1万0823店)は、店舗調整後で前年比2.6%増の1兆0806億円となった。都内のスーパーで3月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の7月の売上高は、既存店ベースで前年同月比2.6%増と3カ月連続で前年実績を上回った。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や在宅勤務が続き、衣料品は2ケタのマイナスだったが、食料品と住関品の好調が続いた。

 食料品は4.5%増だった。農産品が11.5%増、水産品が10.1%増と2ケタの伸びを示した。畜産品も9.0%増と好調だった。総菜は0.4%減と苦戦が続いた。住関品は家具インテリアと家電が2ケタ増と好調で、5.1%増となった。衣料品は13.4%減と落ち込んだ。

 一方、全国スーパーマーケット協会など3団体が発表した食品スーパー270社の7月の既存店売上高(速報値)は、5.6%増だった。前年実績を上回るのは6カ月連続となった。

 商品部門別では、内食需要の増加を受けて生鮮3部門が10.7%増と2ケタのプラス。総菜も0.2%増となるなど、「その他」を除く全部門がプラスとなった。地域別でも全6地域が前年を上回ったが、関東が6.8%増と最も高い伸びだった。

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