サンドラッグ、第1四半期決算は営業・経常2ケタ増益

サンドラッグ(東京都)が8月14日に発表した2026年3月期第1四半期決算(連結2025年4月1日~6月30日)は、売上高が前年同期比6.7%増の2,076億9,800万円、営業利益が12.4%増の122億7,600万円、経常利益が14.1%増の121億4,700万円となり、増収、営業・経常2ケタ増益と好調に推移した。
ドラッグストア事業については、売上高が5.5%増の1,332億1,800万円、営業利益は6.7%増の68億4,000万円と好調な伸びをみせた。
雨天の影響などで夏物季節品の立ち上がりは若干遅れたものの、食料品を中心とした原材料価格の高騰などによって単価が上昇したことや、インバウンド需要の回復も緩やかに進み、売上高は前年同期をクリア。また、売上総利益は、前期末からの取引条件改善などによって売上総利益率は0.4ポイント改善し、伸長した。
ディスカウントストア事業は、売上高が8.9%増の899億6,000万円、営業利益が20.6%増の54億3,500万円となり、大幅に利益を伸ばした。
ディスカウントストア事業は、ドラッグストア事業に比べて食料品の構成比が高く、市場の単価上昇の影響を受けて好調に推移。また、経費面については、売上高が好調だったことで販管費率が押し下げられ、前年同期より0.1ポイント改善した。
連結ベースでは、売上総利益率が0.42ポイント改善して25.68%となったことから、売上総利益は41億8,300万円増の533億3,900万円に伸長。販管費は28億2,700万円増の410億6,300万円となったが、営業利益で13億5,700万円増やした。
2026年3月期の連結業績については、売上高で6.0%増の8,500億円、営業利益で6.3%増の473億円、経常利益で4.9%増の460億円を見通した。





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