イオンマーケット、ピーコックストア全36店舗で廃食油回収を開始 家庭の油が航空燃料へ

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イオンマーケットと日本航空の食用油回収ボックスと容器
(日本航空、イオンマーケット共同リリースより)

 イオンマーケット(東京都)は10月28日、日本航空(東京都)と共同で、家庭から出る廃食油の回収を「ピーコックストア」全36店舗で開始した。各店舗には順次回収ボックスが設置され、収集された廃食油は航空燃料へと再利用される。

 国内小売業界で、全店舗規模で家庭廃食油を回収するのは初めての試みである。

 日本航空は2050年までにCO2排出量の実質ゼロ(ネット・ゼロエミッション)を目標に掲げ、航空機の脱炭素化を進めている。その一環として、家庭から出る廃食油を利用してSAF(持続可能な航空燃料)を製造するプロジェクト「すてる油で空を飛ぼう」を実施している。

 一方、イオンマーケットは無添加商品やリサイクル商品を積極的に取り扱い、環境保護への取り組みを続けてきた。今回、ピーコックストアで回収された廃食油は、2025年に稼働予定の日本初のSAF製造プラントで航空機燃料に再利用される計画である。プラント稼働までの間は、回収した廃食油をバイオディーゼル燃料として活用する予定だ。

 イオンマーケットと日本航空は、今後も持続可能な未来に向けて、環境負荷の軽減に寄与していくという。

イオンマーケットと日本航空の廃食油の回収スキーム

イオンマーケットと日本航空の廃食油の回収一覧
(日本航空、イオンマーケット共同リリースより)

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