中国物価、0.3%上昇=4カ月連続プラス―5月
【北京時事】中国国家統計局が12日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で0.3%上昇した。伸び率は前月と変わらず。4カ月連続のプラスとなったが、不動産不況を背景に内需は低迷しており、物価の押し下げ圧力はなおも根強い。
項目別では、旅行は4.2%上昇。中国の物価に大きく影響する豚肉も4.6%値上がりした。一方、家賃は0.1%低下。価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は0.6%上昇だった。
同時に発表された5月の卸売物価指数(PPI)は1.4%低下。マイナス幅は前月(2.5%)から縮小した。