4.8リットル革命を店舗にも
TOTO(福岡県/張本邦雄社長)がこの4月に凄いトイレを発売したのを知っていましたか?
「ツイントルネード洗浄」を搭載したウォシュレット一体型便器「GG」--。
最大の特徴は、国内では初めて、タンク式トイレでの4.8l洗浄を実現したことだ。
世界の常識では、水不足対策からトイレの洗浄水量を規制している国が多く、主に6lがスタンダード。これに対して、従来の同社の日本標準は13l。グローバルスタンダードに大きく後れを取っているのと同時に、省エネという観点からもムダが多いと言わざるを得なかった。
家族4人の使用を想定した場合、「GG」は1年間で2万4090l(6384円)と電力量164kwh/年間(3608円)を節約できる。また、二酸化炭素排出量も142㎏から66㎏に削減され、エコ対策にも有効だ。
そして、小売業にとっても、このイノベーションは朗報と言えるだろう。
そう、お客さま用トイレの省力化への改装だ。
初期投資は1台当たり25万円ほどと小さくはないが、エコ社会に寄与するとともに、オペレーションコストをカットすることができる。たとえば、セブン‐イレブンの1万2925店舗(10月30日現在)が取り替えた時の社会への貢献は計り知れないものになる。
私はTOTOの回しものではないが、これだけのイノベーションを利用しない手はないと思う。
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