100万アイテムを揃えるホームデポが、SEO対策でキーワードを集めた画期的な方法とは

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SEO対策で重要な「キーワード」の設定

ホームデポ
(i-stock/phillyskater)

 EC(電子商取引)を利用する多くのお客は、「Google」(グーグル)や「Yahoo!」(ヤフー)などの検索エンジンを使い、どこかのサイト(=企業、店舗、商品)にたどり着くという購買行動を取る。 

 そこで多くのサイトは、サーチエンジン・オプティマイゼーション(SEO)対策を実施している。SEO対策とは、お客が「キーワード」を打ち込んだ時に、検索エンジンの検索結果上位に自社のサイトが表示されるようにする、というものだ。

 SEO対策で大事なことは、「キーワード」の設定だ。自社と自社の店舗、自社で取り扱う商品(サービス)を連想させる「キーワード」をお客に打ちこんでもらえなければ、この機能自体が無意味になるからだ。

 この課題を解決するために、米国では2000年代後半から2010年代前半にかけて、多くの企業は、社内に辞書を抱えていった。

 どういう「キーワード」で自社が展開する商品(サービス)を探しに来てもらえるのかを予想して、まずはとにかく思いつくままに書き出していく。ポイントは単語を膨大に集めることだ。

「キーワード」は、自社の取扱商品(サービス)の増加や時間軸で変わっていく可能性があるから、随時、メンテナンスをしてアップデートしなければいけない。

 そしてメタタグにいろいろな「キーワード」を入れたり、URLを少し工夫したり、検索エンジン企業の算法(アルゴリズム)を予想しながら、サイトのアクセス数を上げることに専心した。 

 しかし、世界最大のホームセンター企業ホームデポは、2000年にECサイトを立ち上げ、周囲企業のSEO対策が本格化していく中でも、上記の「キーワード」収集方法を実践しなかった。

 その理由はなぜか、そして、代わりにどんな手法を使っただろうのか?

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