完全失業率、4月は2.4%に低下 有効求人倍率は横ばい

2019/05/31 15:00
    ロイター
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    5月31日、総務省が発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.4%となり、前月の2.5%から改善した。写真は2014年11月都内で撮影(2019年 ロイター/Thomas Peter)
    5月31日、総務省が発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.4%となり、前月の2.5%から改善した。写真は2014年11月都内で撮影(2019年 ロイター/Thomas Peter)

    [東京 31日 ロイター] – 総務省が31日に発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.4%となり、前月の2.5%から改善した。低下は2カ月ぶり。厚生労働省が発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.63倍で、前月と同水準だった。

    完全失業率は、ロイターの事前予測調査で2.4%が見込まれていた。

    季節調整値でみた4月の就業者は前月比30万人減の6702万人で、完全失業者は同6万人減の168万人だった。非労働力人口は同36万人増の4218万人。この結果、完全失業率は2.4%となった。

    原数値でみた就業者数は6708万人と76カ月連続で増加。15─64歳の就業率は77.4%で、昨年10月と並んで過去最高となった。このうち女性は70.6%と過去最高を更新した。

    完全失業率は約26年ぶりの低水準での推移を続けており、総務省は「雇用情勢は着実に改善している」との判断を維持した。

    有効求人倍率は、ロイターの事前予測調査で1.63倍が見込まれており、結果はこれと同水準だった。有効求人数は前月比0.6%減、有効求職者数は同0.7%減だった。

    新規求人倍率は2.48倍で、前月から0.06ポイント上昇した。

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