『のどごし〈生〉』販売好調!
『のどごし STRONG』リニューアル新発売!

2019/01/15 00:00
Pocket

のどごし〈生〉のどごし STRONG

 

昨年、リニューアルによって再成長を果たした「キリン のどごし〈生〉」。その波に乗って、「キリン のどごしSTRONG(ストロング)」が進化を遂げて、1月22日にリニューアル新発売する。「のどごし」ブランドは、2019年をどう挑むのか。マーケティング部の原英嗣氏と島嵜健介氏に聞いた。

 

斬新なパッケージが目を惹き、高いリニューアル認知を獲得

 

 2005年の発売以来、新ジャンル市場をリードしてきた「キリン のどごし〈生〉」。だが、いつしかその存在は“店頭にあって当たり前”のものになっていた。言い方を変えれば、お客さまにとって“見えているけれど、見えていない存在”。それを象徴するかのように、カテゴリー自体もシュリンクするなか、販売数量は前年割れが続いていた。危機感を覚えたマーケティング部ビール類カテゴリー戦略担当 新ジャンルチーム ブランドリーダーの原英嗣氏らは、10回目となるリニューアルにあたり、お客さまに手に取っていただく機会をつくることをテーマに掲げた。

キリンビール株式会社 マーケティング本部 マーケティング部 ビール類カテゴリー戦略担当 新ジャンルチーム ブランドリーダー 原 英嗣 氏

 

 そこで着目したのがパッケージだ。新しく変わったことをアピールするために、大胆にも「新!」マークを缶体中央の「キリンの太鼓判」の中に大きく描いたのである※2。ひと目でわかるダイレクトな表現だ。

 

 「『新』という文字が一番効くのでないかと仮説を立ててやってみたところ、一気にV字回復し、新規のお客さまが大幅増加しました。『何だ、これ?』と店頭で興味を喚起させたことが大きなポイントですね」(原氏)

 

のどごし〈生〉史上、最高のキレを実現、原点回帰の訴求が大好評

 

 もちろん、中味もブラッシュアップを図った。発売以来、よりおいしいものを届けたいと1000回を超える試醸を行ってきたが、そこで得た知見をもとに、「キリンのどごし〈生〉」史上、最高のキレを実現し、爽快なうまさに磨きをかけた。

 

 「おかげで、リピーターも増えました。リニューアルすると、一瞬だけ販売数量が跳ねる場合が少なくありませんが、『キリン のどごし〈生〉』においては、継続して飲用してもらえています」(原氏)

 

 トライアルもリピーターもねらいどおりに獲得できたのは、コミュニケーションによる効果も大きい。若手実力派俳優の桐谷健太さんと門脇麦さんを新たに起用し、のどごし〈生〉史上、最高のキレを体感した二人が、そのうまさに驚く姿をシンプルに伝えた。ビール類カテゴリー戦略担当新ジャンルチームの島嵜健介氏はこう話す。

 

 「このブランドの持つ資産は何なのか。それは“ゴクゴク飲める爽快なうまさ”と“お客さまを明るく元気にするキャラクター”。これらを堂々と言おう。原点回帰でシンプルに伝えよう。そう絞り込めたことが成功につながったと思います」

 

「うまさ」の訴求不足が高アルビール類※3 伸び悩みの原因

 

 近年、節約志向やコスパ意識の高まりを背景に、高アルコール系RTDを中心に、高アルコールカテゴリーが大きく伸長している。ビール類においてもストロング領域という新カテゴリーを創造しようと、18年1月に投入したのが「キリン のどごし STRONG(ストロング)」だ。その後、競合他社も追随し、一気に市場が形成されるなか、同商品は市場を牽引している。

 

キリンビール株式会社 マーケティング本部 マーケティング部 ビール類カテゴリー戦略担当 新ジャンルチーム ブランドリーダー 島嵜 健介 氏

 しかしながら、その市場は高アルRTDほど盛り上がりを見せていない。その原因を島嵜氏は「ボタンの掛け違えがあった」と分析する。

 

 「発売後に顕在化したのが、ビール類とRTDではお客さまが求める期待が違うということ。そもそもRTDは、ビールなどを飲んだ後に飲み足りないから飲む場合も多い。一方、ビールは1本目から飲むもので、『おいしさ』が何よりも重要。つまり、高アルコール系RTDに期待されるのが味に加えて、『度数の高さ』や『酔える』であるのに対し、高アルコールビール類に期待されるのは『ビール類としてのおいしさ』。にもかかわらず、高アルコール系RTDと同様のコミュニケーションを行ったため、『おいしそう』というイメージが不足し、爆発的なヒットにいたっていない。」(島嵜氏)

 

史上最高の力強いうまさへ!※4 一瞬で伝わるパッケージに

 

 まずはお客さまに手に取っていただくこと。そこで、コミュニケーションの方向性を「力強い飲みごたえが味わえるうまいビール類」に転換。キャッチコピーを「史上最高の力強いうまさへ!※4」に変更した。

 

 これに伴い、もともと高い評価を得ていた中味をさらに進化させた。大麦を25%増量し、力強い飲みごたえを強化するとともに、冷涼ホップ※5の使用比率を高めることで爽快なキレを強化。ビールに近いうまさを実現した。

 

 また、パッケージについてはデザインを一新。力強い味覚を感じさせる黒をベースに、「のどごし」らしいシズル感のあるデザインを組み合わせ、直感的なうまさを表現した。

 

 「斬新なスラッシュラインで、力強いイメージと視認性を高めました」(島嵜氏)

 

 新しく生まれ変わった「キリン のどごしSTRONG」は、 1月22日より全国発売する。TVCM、店頭プロモーション、キャンペーン、デジタル施策が一斉に動き出し、興味・トライアル喚起を図っていく。

 

 年初から勢いづく「のどごし」ブランドは、本体である「キリン のどごし〈生〉」も昨年以上のスケールで支持拡大を図っていく考えだ。

 

 「発売から14年連続売上ナンバーワンであることを知らしめていくために、『売上日本一』をキーワードにプロモーションを大々的に展開していきます」(原氏)

 

 「のどごし」ブランドは、2019年もアクセル全開で突き進んでいく。

 

「のどごし」ツール画像

 

※2 リニューアル期限定
※3 本記事における高アルビール類は、ALC度数7%以上の商品を指す
※4 当社が目指すのどごし史上、最高の力強いうまさ
※5 冷涼感と涼やかな香りを生み出すヘルスブルッカーホップ

 

こちらの商品もおすすめ

発売からわずか半年で2億本※1を突破するなど、販売好調なキリンビールの「本麒麟」。過去10年の同社新商品でも売上No.1※2を達成、その勢いは今なお続く。

本麒麟

>『本麒麟』おいしさと品質をさらに追求しいざトップブランドへ!

 

ストップ!未成年者飲酒・飲酒運転。お酒は楽しく適量で。妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。のんだあとはリサイクル。

お問い合わせはお客様相談室まで  0120-111-560
http://www.kirin.co.jp/ キリンビール株式会社

 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態