【街角景気】8月の現状判断は横ばい、家計動向は0.3ポイント悪化

2017/09/13 12:00
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 内閣府が発表した8月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数(季節調整値)は49.7で前月比横ばいだった。7月は4ヵ月ぶりに悪化、好不況の分かれ目となる50の水準を割り込んだが、8月も長雨の影響で小売りやレジャー関係が苦戦したこともあり、同水準となった。

 

 部門別では、家計動向が0.3ポイント悪化して47.8となった。小売関連が0.2ポイント、サービス関連が1.2ポイント、住宅関連が1.0ポイントそれぞれ落ち込んだ。飲食関連は2.9ポイント上昇し、49.1だった。

 

 一方、企業動向は0.9ポイント上昇の52.0、雇用は0.6ポイント上昇の57.4と2ヵ月ぶりに改善した。

 

 2?3ヵ月先の景気に関する先行き判断指数は0.8ポイント上昇の51.1で、2ヵ月ぶりに改善した。家計動向も1.3ポイント上昇の50.5と上昇、6ヵ月ぶりに50の水準を回復した。

 

 先行き判断の理由としては、「天候不順による一時的な売上げ低下が改善されれば、前年と同程度の売上げ傾向で推移する」(南関東のコンビニ)といったコメントが挙がっている。

 

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