【米ギャップ】不採算の200店舗を閉鎖、Eコマースなど投資拡大

2017/09/11 10:00
Pocket

 米衣料品専門店大手のギャップは9月6日、向こう3年間で不採算の200店舗を閉鎖すると発表した。一方で、2ケタ成長を続けるEコマースや低価格業態「オールドネイビー」などへの投資は拡大する。

 

 2017年5?7月期は既存店売上高が前年同期比1%増で3四半期連続の増加、2?7月期の営業利益は40.7%増の7億500万ドルとなるなど、同社の業績は回復基調にある。ただ、5?7月期の既存店売上高を業態別にみると、オールドネイビーは5%増と好調なのに対して、「ギャップ」は1%減、「バナナリパブリック」は5%減と苦戦が続く。

 

 そこで、同社はギャップとバナナリパブリックを3年間で200店舗閉鎖する一方、オールドネイビーとスポーツ衣料の「アスリータ」を合わせて270店舗出店する。新規出店とEコマース投資の拡大により、今後2?3年でオールドネイビーの売上高は100億ドル超、アスリータの売上高は10億ドルを超えると見込む。

 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態