【全国百貨店】7月の売上高は1.4%減、セール前倒しの反動で

2017/08/23 10:00
Pocket

 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の7月の売上高は約5469億円で、既存店ベースでは前年同月比1.4%減だった。多くの店舗が夏のセールの開始時期を6月末に前倒ししたことで前月は1.4%増だったが、7月はその反動で主力の衣料品が5.0%減となるなど苦戦した。インバウンド(訪日外国人客)向けの免税品販売は54.9%増の227億円と過去最高を更新、客数も32.2%増の35万7000人と大きく伸びた。

 

 地区別では10大都市のうち、インバウンド需要が高い札幌(0.7%増)、大阪(5.0%増)と夏のセールを7月に始めた仙台(0.8%増)の3都市が前年実績をクリア。東京は0.9%減、名古屋は4.8%減だった。

 

 大手百貨店では大丸松坂屋百貨店(0.7%増)と髙島屋(0.6%増)、阪急阪神百貨店(4.7%増)の3社がプラスとなる一方、三越伊勢丹(3.0%減)、そごう・西武(1.2%減)の2社はマイナスだった。

 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態