【全国百貨店】6月の売上高は1.4%増、2ヵ月ぶりのプラス

2017/07/24 13:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の6月の売上高は約4720億円で、既存店ベースでは前年同月比1.4%増だった。既存店売上高が前年実績を上回るのは2ヵ月ぶり。

 

 円安株高で高額消費やインバウンド(訪日外国人客)向けの免税品販売が好調だったほか、多くの店舗が夏のセールの開始時期を6月末に前倒ししたことが寄与した。

 

 商品別では、雨が少なく気温も高かったことから夏物の売れ行きがよかった衣料品が0.5%の微減にとどまった。雑貨は7.9%増と好調を維持。高額商材の「美術・宝飾・貴金属」が4.6%増だったほか、「化粧品」も16.7%増だった。食料品は生鮮品の動きが鈍く、0.3%減と3ヵ月ぶりのマイナスだった。

 

 大手百貨店では、三越伊勢丹が2.5%減、大丸松坂屋百貨店が5.2%増、髙島屋が4.7%増、そごう・西武が1.4%増、阪急阪神百貨店が5.1%増だった。

 

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