セブン&アイ、3~5月期の営業利益は3.3%増、ヨーカ堂の収益改善
セブン&アイ・ホールディングスが発表した2017年3?5月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比5.3%増の1兆4680億円、営業利益は3.3%増の841億円だった。
事業会社別では、セブン-イレブン・ジャパンの既存店売上高が1.4%増と堅調で、営業利益は2.1%増の595億円となった。イトーヨーカ堂の既存店売上高は3.2%減と苦戦したものの、販売管理費の削減効果で営業利益は1.7倍の約7億円に増えた。そごう・西武も同じく販管費削減効果が出て、前年同期に1300万円だった営業利益が3億8000万円に拡大した。
一方、ヨークベニマルは既存店が0.3%の減収となり、営業利益は9.7%減の32億円。米7-イレブンはガソリン価格の上昇で営業総収入が増えたものの、粗利益率が低下。円高が進んだ影響もあって、営業利益は17.7%減の100億円となった。