【ユニーグループ】 営業利益は10.5%増、減損で最終赤字
ユニーグループ・ホールディングス(HD)が発表した2016年2月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比1.9%増の1兆387億円、営業利益が10.5%増の223億円と増収増益だった。ただ、不採算店の減損損失183億円など計221億円の特別損失を計上したため、純損益は28億円の赤字と2期連続の赤字となった。
傘下のユニーの既存店売上高は1.0%の増収で、総合小売事業の営業収益は2.3%増の7955億円、営業利益は6.7%増の96億円だった。
一方、サークルKサンクスの既存店売上高は0.9%の減収、粗利益率も0.21%悪化したため、コンビニエンスストア事業の営業利益は7.7%減の70億円にとどまった。
ユニーグループHDは9月1日にファミリーマートとの経営統合を予定しているため、17年2月期は半期(16年3月~8月)の業績予想のみを開示、営業収益は0.2%減の5095億円、営業利益は35.2%増の139億円を見込む。純損益は5億円の赤字となる見通しだ。