【サンドラッグ】 4~12月の営業利益は33%増、既存店8.5%増収
ドラッグストア大手のサンドラッグが発表した2015年4~12月期の連結業績は売上高が前年同期比13.9%増の3789億円、営業利益が33.4%増の252億円と2ケタの増収増益だった。
サンドラッグを中心とするドラッグストア事業、ディスカウントストア事業のダイレックスともに好調で、グループの既存店売上高は8.5%増となった。暖冬の影響で使い捨てカイロやハンドクリームなどの季節商材は苦戦したが、食品の販売強化が奏功、都市部で免税カウンターを増設するなどしてインバウンド(訪日外国人)対応を進めたことも売り上げ増につながった。ディスカウントストア事業で医薬品販売を強化した効果も出た。
期間中にドラッグストア事業で34店舗、ディスカウントストア事業で11店舗を新設した。この結果、グループ店舗数は1014店舗となった。
16年3月期の連結業績見通しは、売上高が12.2%増の5000億円、営業利益が21.9%増の316億円と従来予想を据え置いた。