Yappliが考える 小売業にアプリ×CRMが必要な理由
【講演②】
ユーザー目線で選ばれ累計1億ダウンロードを突破したYappliが考える小売業にアプリ×CRMが必要な理由
株式会社ヤプリは、プログラミング不要でのアプリ開発を可能にした国内初の上場企業。スマートフォンの普及拡大に伴い企業と生活者をつなぐもっとも身近な接点となったのがスマートフォンだ。コロナ禍で生活者のライフスタイルは急激に変化した。小売業界において客数よりも購入頻度を重視する流れに移行しつつある。
今回紹介するのは、累計1億ダウンロードを突破したアプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」と、アプリをリリースするだけで始められる新しいCRM「Yappli CRM(ヤプリシーアールエム)」の2種。「顧客とダイレクトに繋がるアプリを活用することで、より価値のある情報をリアルタイムに届けることが可能となる」と神田氏は説明する。
そもそも、ウェブと小売アプリの違いは何なのか。神田氏は3つのポイントを示唆した。それは、多くの情報を提供することによりウェブと比較すると滞在時間が20倍にものぼる点、クーポンを配布するなどリアルタイムでのコミュニケーションが可能となりCVRは2.3倍へ、また購入額もウェブと比較すると2.7倍に跳ね上がる点だ。
新規顧客となりうる潜在顧客がYahooやGoogleなどの検索エンジンを最初に活用するのに対し、ヤプリを通して自社アプリを運営することでコアファンの育成も可能となる。なお、2割のコアファンが全体の8割の売上を生む、ともされており、今後はウェブとアプリの使い分けを徹底することが大切だ。
とはいえ、アプリを一から自社開発するとなるとハードルが高い。その点、プログラミング不要でアプリ開発が可能となるヤプリは、デザインテンプレートが豊富で、よく使う機能があらかじめ40種ほど用意されている。目的に応じて自在に機能を組み合わせることで、最短で1ヶ月のスピード導入が可能だ。また、高度なデータ分析ができスピード感を持ってPDCAサイクルを回すこともできる。クラウドで管理することで、常に新しいバージョンへと用意に更新できる点も魅力だ。
現在、アパレルや教育機関など728以上のアプリ導入実績がある。スーパーのマルエツは、新聞購読者の減少に伴いチラシ購読数が低下したことを危惧し、チラシアプリを導入した。Tポイントと連携することで売上増につながっている。10ヶ月で36万ダウンロードに成功し、月間利用ユーザーは17万人を突破している。
続いて講演会では、和田理美氏が登壇。「Yappli CRM」の具体的機能について解説。
導入事例の一つにあげたのは、パン専門店「アンティーク」などをフランチャイズ展開するオールハーツカンパニー(愛知県名古屋市)。同社は、顧客の定着率向上、ブランド間併売率向上の2つの課題を解決するべく「Yappli CRM」の導入を決めた。通常、DXを推進する場合、顧客データプラットフォーム(CDP)とマーケティングオートメーション(MA)の両者を設けて接続するケースが多いが、「Yappli CRM」あればCRMの機能が搭載されているため、MAの代わりに導入することを決めたという。
「Yappli CRM」で顧客の行動データを活用することでアプリならではの多彩な施策を実行でき、顧客との関係性をより強化することが可能だ。和田氏は、「ヤプリであれば、アプリとCRMを一気通貫でするにモバイルマーケティングを始めることができる。興味があればお気軽に問い合わせを」と呼びかけた。
各プログラムの詳細
下記画像リンクから、各プログラムの詳細をご覧いただけます。